コピー料金のコスト削減

一般に、企業における印刷経費＝コピー料金は、IT関連コストよりも
高くついていると言われます。
コピー料金の経費削減というと、とりあえずミスプリントや用済みのコピー紙を集め、
裏紙の再利用を励行する企業が多いようです。
しかし、A4サイズで1枚がせいぜい0.5円程度のコピー用紙をいくら再利用しても、
カウンター料金のほうが格段に高いのです。
よって、コピー機の使用自体が減らないことには、実質的な経費削減効果はありません。

大半の企業では、カラー複合機などをリース契約し、コピー1枚ごとに加算される
カウンター料金を支払っています。
大きなランニングコストであるカウンター料金の単価を下げることは、効率的な経費節減に
つながります。
単価の値下げ交渉時には、カウンター料金に保守メンテナンス代やトナー代が
含まれているかどうかなども確認し、社内での利用頻度を念頭に、最適な内容を
シビアに検討する必要があります。
また、これらの値下げ交渉は、専門のコンサルティング会社に任せる方法もあります。

コピー機を新規で購入し、同時にカウンター契約を新規に締結する方法があります。
最新機器の場合は、ここ数年の技術革新や企業努力によってカウンター料金も下がっています。
本機購入のコストはかかりますが、検討する価値はあると言えるでしょう。
また、コピー機の基本設定で、両面印刷、モノクロ、Nアップ印刷を標準値に設定することでも、
大幅なコストの節約ができます。