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<ターゲティングとは>
ターゲティングは、セグメンテーションの後に行うものです。
セグメンテーションとは、不特定多数の人間を、
共通のニーズと購買行動を持つ顧客の固まり(セグメント)に分割することです。
ターゲティングとは、セグメンテーションで分割されたセグメントの中から、
特定のセグメントを選択し、そのセグメント内にどのような顧客がいるのかを調べ、
商品を提供する対象を更に絞り込むことです。
<ターゲティングの基準>
ターゲティングを行う場合、次の5点を基準にして対象を絞り込みます。
①新規に参入する可能性のある業者は存在するか?
②自社の商品の脅威となるような代替品とは何か?
③重要な仕入れ先はどこか?
④重要な販売先(BtoB)はどこか?
⑤自社の商品の重要な競合他社はどこか?
<ターゲティングの成功事例>
ターゲティングの成功事例としてよく取り上げられるのは、
アサヒビールのスーパードライです。
アサヒビールの競合他社のターゲットはキリンビールで、
競合する商品はキリンのラガービールでした。
アサヒビールは、ニーズ調査により、「コクがあってキレがあるビール」というニーズを持つビールを飲む購買行動があるセグメントを発見しました。
キリンのラガービールは中高年に圧倒的に支持されていた為、
アサヒビールはまだラガービールに染まっていない若者層にターゲットを絞りました。
その結果、スーパードライは、ラガービールを販売量で抜きました。