TOPPAGE > 事業再構築(リストラクチャリング)を成功させるポイント > マーケティングは顧客ニーズの本質(ベネフィット)の理解がカギ

マーケティングは顧客ニーズの本質(ベネフィット)の理解がカギ

<ベネフィットとは>

ベネフィット(Benefit)は、便益、利益、恩恵を意味します。
マーケティングではベネフィットは、顧客が製品やサービスを購買、
使用することで得られる価値、成果、効用のことを意味します。

ポジショニング戦略を立てる際、特定のベネフィットに絞り込む作業が、
重要になります。
ポジショニング戦略とは、自社の製品やサービスが市場の中で、
どういうポジションを占めるのかを明確化し、
今後の競争を強化する為の戦略を意味します。


<三種類のベネフィット>

① 機能的ベネフィット
機能的ベネフィットとは、製品やサービスの機能にもとづく価値を意味します。
 それは性能、原材料、安全性、サポート、付帯サービスなど、
商品本来の機能によって得られる価値です。

② 情緒的ベネフィット
情緒的ベネフィットとは、安心感や爽快感など、
人間の感情に訴えるかける価値を意味します。

③ 自己表現ベネフィット
製品やサービスを所有、利用することによって実現される、
何らかの自己表現に関わる価値を意味します。
その価値には、デザイン、質感や触感、原産地、物語性、
ブランドなどがあります。
この価値は、社的評価とも関係します。

 顧客が製品やサービスを購買したり使用したりするのは、
「モノ」それ自体ではありません。
顧客が求めているのは、製品やサービスが持つベネフィットです。

従ってマーケティングでは、顧客ニーズの本質つまりベネフィットを理解することが重要になります。