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差別化と強みがなければマーケティングは成功しない

<差別化とは>

差別化とは、同一の市場で特定の製品やサービスを、
競合他社に対して差異を設けて売り、シェアを拡大させようとする戦略を意味します。

差別化は、単なる価格競争とも違います。
差別化は、特定の製品やサービスを、他社と競合しない異なる市場で売る、
細分化(セグメント)とも違います。
差別化は、競合他社と類似の製品を売る同質化とは対立します。

差別化出来ないと価格競争になります。
しかし、価格を下げることには限界があります。
価格競争に敗れれば市場から撤退することになります。
もし競争に勝っても、価格を原価よりも下げれば、
利益を出すことは出来ません。
そうした価格競争は長続きはしません。
そこから、差別化が重要になります。

<差別化のポイント>

差別化のポイントは、競合他社に対する自社の強みとは何かを明確にすることです。
強みには、次のようなものがあります。

① 高品質化と高機能化
競合する商品と区別出来るような高い品質、機能を創造します。

② 付加価値・ネームバリュー
商品の宣伝に有名人を起用したり、製品のシンボルを創るなど、
象徴的なイメージに訴えます。

③ ブランド化
製品の色やデザイン、ブランド、製品のパッケージを競合する商品より、
魅力的なものにします。

④ 付加価値サービス
製品の保障、無料配送、顧客に密着したサービスなどで差別化します。

いずれにせよ、顧客のベネフィットを満たす強みがなければ、
マーケティングは成功しません。