TOPPAGE > 業務効率かについての基礎知識 > リストラの本当の意味とは?
「リストラ」という言葉を聞いて何をイメージしますか?
多くの人は、従業員の削減をイメージするのではないでしょうか。
しかし、日本ではイメージだけでなく、現実に「リストラ」の名の下で、
従業員が削減されることはよくあります。
そういう意味で日本ではイメージと現実は一致しています。
しかし、リストラの本来の意味は少し違います。
リストラは、リストラクチャリングという英語の略語です。
英語では、「Restructuring」と書きます。
「structuring」は「構築」という意味です。
「re」は「再」という意味です。
そこからリストラクチャリングは、再構築を意味します。
では何の再構築でしょうか?
それは事業の再構築です。
事業の再構築とは、
成長戦略の中で不採算部門の事業縮小、撤退、
統廃合といった不採算事業などの整理とともに、
成長事業や高収益事業へ経営資源を集中することを意味します。
その為、リストラは人員削減だけを意味する訳ではありません。
リストラの方法は多様です。
具体的な方法としては、次のようなものがあります。
・固定費の削減。
・不動産費用の圧縮。
・電話代の削減。
・リース契約の見直し。
人事労務のリストラにも多様な方法があります。
・間接部門の統合などによる業務の効率化。
・一週間当たりの総労働時間の制限。
・ワークシェアリングの推進。
・新規採用の抑制。
・アウトソーシング(外部委託)。
このようにリストラには様々な方法があります。
人件費などの固定費も、従業員を削減せずに減らすことが出来ます。