TOPPAGE > 業務効率かについての基礎知識 > 業務効率化の対極にある「ムダ」を排除するには
無駄を省く、と1言で言っても一体どの業務が無駄と
言えるものなのか、それは社員の自己判断で片づけられる
ものではありません。
この業務への迷いや処理スピードによって無駄を増やすのか、
それとも短縮するのかが変わってくるのです。
無駄と呼ばれる業務は企業、上司、クライアントによっても
千差万別であり、見方によって幾通りもの答えがあります。
例えば商品を生み出し利益を得る職場であれば、
その商品に価値がないと判断できればこれは無駄である
という解釈ができるのでシンプルでもあるわけですが、
資料の作成や連絡事項、手続きなどの間接的な業務と
なると無駄な部分と無駄ではない部分の線引きが非常に
曖昧なために非効率的な作業を生み出す可能性が
高くなるのです。
社員の多くは与えられた業務だけを忠実にこなしていきます。
つまり上司から命じられた業務は「必要ない」と言われるまで
取り組む必要性があるのだと認識しているため、
指示がなければ無駄な作業を生み出している可能性も
あるわけです。
これを回避するためには、無駄である作業と必要である
作業の区別をはっきりとさせておく必要があると言えます。
多くの仕事が何らかの利益を得るため、
誰かに貢献するために行っているものですが、
その価値を見出せない仕事は無駄な業務であるという
認識を社員1人1人が持つことで無駄な作業を
省くことができるようになります。
何が必要な業務なのか明確にすることができれば
大量の無駄を削減することができます。
例えば資料作成においても同様のことが言えます。
資料は内容が豊富であれば充実感が増して資料としての
価値も高まりますが、無駄を多く詰め込んだ資料は
価値を失い内容すら確認してもらえない可能性もあります。
どのポイントに的を絞って資料作成をすればよいのか、
という部分を常に意識して業務を遂行すると
効率化にも繋がっていくことでしょう。