TOPPAGE > 業務効率かについての基礎知識 > 業務効率化の活動は経営者の積極参加がカギ

競争に勝つためには効率化を最重要課題とする

不況にあえぐ中小企業では業務の効率化が何よりの目標
となっており、よりスピーディーに高品質な商品を
提供することで他社との差別化を図っています。
しかしその背景にあるのは社員1人1人のオーバーワークや
長時間労働という過酷な負担であり、
これを長期間にわたって継続していくことは
困難な課題であるとも言えます。
ここで重要視されるのは経営者自らが参加をして
業務効率化を進めていくということです。
現場の状況を全て社員に一任している経営者は
業務効率化に何が不足しているのか、何を重視すれば
よいのかという点を把握することができず
業務改善を行えないケースがあります。
また業務効率化には社員全体が1つのチームとなって
動いていかなくては確実に目標を達成することは
困難であるという面もあるため、経営者の参加は
必要不可欠なのです。

業務効率化をチーム全体で共有する

まず業務効率化について漠然とした意識を持っていても
どこから着手すればよりスピーディーに
商品提供できるのかは見えてきません。
つまり業務効率化において何を改善するべきなのか、
そしてそれぞれが担当する業務とは何なのかを
明確にし共有することが大切なのです。
業務効率化を図る手段というのはそれぞれに考え方や
イメージがありますから、これを1つにまとめるという意味でも
目的を共有することは非常に重要なのです。
チーム全体でイメージを掴めたら次は効率化に向けて
改善をすることです。
経営者自ら業務内容を把握して最優先すべき部分と
削る部分を判断していきます。
業務効率化を図る上で重要なポイントとなるのは、
品質を向上すること、コストダウンを図ること、
納品速度を上げることの3つがありますが、
これらのどこを改善するべきか、何を重視して業務を
進めていくべきか経営者も参加する形で
業務改善範囲を模索していくと効率化にとって
必要な要素が見えてくることでしょう。