TOPPAGE > 業務効率かについての基礎知識 > 業務のIT化で真の効率化を達成するには
IT化によって業務の負担が減らせると思われている
企業も少なくはありません。
IT化を本格的に導入すれば少人数で効率的に業務を
行うことができるという解釈は間違ってはいないものの、
現実的には作業量が増えた、労働時間が長くなっている、
という声も多く出ています。
ではなぜIT化することで逆に負担を強いられることに
なったのでしょうか。問題は情報量が増えすぎているという
点にあります。
情報収集は業務を円滑に進めていく上で大切な
要素となりますが、これが膨大な数となってくると
話は変わってきます。
収集された情報の確認に手間をとられて他の業務が
おろそかになってしまう、その結果1人1人の仕事量が
大幅に増えるということになります。
もちろん正確で豊富な情報を提供することはIT化の
メリットでもあると言えますが、これが膨大な量と
なってしまうとその処理に時間がかかってしまうという
デメリットも当然発生するのです。
つまり業務をIT化することで忙しさが増してしまっている
ケースは労働者自らが仕事を増やしているからなのです。
IT化することで効率的に作業が進められるようになった点も
もちろんあります。
自由自在にデザインを施したり見やすい資料を作成したりと
作り込みができるようになりました。
しかしこれも一定の範囲や基準というのが明確ではない
部分がありますから、時間が許す限りその作業に
打ち込むことも当然可能であり、また作り直しを命じられる
ケースもあるのです。
こうすることでさらに他の業務に影響を与えて残業が
増えるという結果が生まれるのです。
IT化は使い方によっては非常に便利であり有効な
存在ではありますが、これを導入したからといって
確実に業務の効率化を図ることはできません。
またデメリットを把握しないまま使用していると
さらに仕事量が増える可能性もあることを
理解しなくてはなりません。